新しい年を迎えて

新しい年を迎えて

弁護士 栗原 望

 2013年を迎えました。

 北海道アスベスト被害者支援弁護団のホームページも、開設してからもう2ヶ月を迎えることになります。

 このホームページを見ていただいている方の中には、アスベスト被害について既に専門機関に相談をしている方もいらっしゃるかもしれませんが、本人が気づかないうちにアスベストの被害を受けている方は、もっと多くいる可能性が高いと思われます。

 なぜならば、アスベストは建設資材をはじめ、電気製品、自動車、家庭用品等、私たちの日常生活の中で様々な用途に広く使用されてきたため、知らないうちにアスベストを吸い込んでしまっていた可能性があるからです。私自身も、学校の体育館や屋内駐車場の天井などに吹きつけられていたものが、実はアスベストだったのだと、後から気づきました。

 そのため、アスベスト(石綿)の採掘など、直接アスベストを扱う仕事をしていた人だけでなく、建築現場やアスベストを含む建材などがある場所で働いていた人の中には、知らないうちにアスベストを吸い込み、その被害を受けてしまった方がいる可能性があります。

更に、アスベスト被害の恐ろしい特性の一つとして潜伏期間が長いということがあります。実際にアスベストを吸い込んでから被害の症状が出るまでに約40年近くかかる場合もあるので、自分が被害にあったことになかなか気づかないことがアスベスト問題の難しいところです。

 数年前、アスベスト問題はメディアなどで取り上げられ話題になりましたが、今もなお、アスベストの被害は見えないところで広がっています。

 ご自分のことやご家族、知り合いの方で、もしかしたら…と思うことがある方は、是非一度弁護団に相談されてみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人

私たちは、アスベスト被害者を救済し、アスベスト被害を根絶するために、「北海道アスベスト被害者支援弁護団」を設立し、建設アスベスト訴訟の提起など、被害者の救済に取り組んでいます。現在、北海道内の多数の弁護士が当弁護団に参加しています。

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