【全国】【建設アスベスト訴訟】じん肺キャラバンについて

 アスベスト被害根絶のための闘いは裁判だけではありません。裁判以外でのアスベスト被害根絶の取組みの1つとして、北海道建設アスベスト訴訟弁護団は、原告団とともに「なくせじん肺全国キャラバン」(以下、「じん肺キャラバン」といいます。)にも継続的に参加しています。

 じん肺キャラバンは、じん肺被害の根絶を目的とした、行政に対し全国的に居要請行動を行う取組みです。『謝れ(患者らに対する謝罪)!償え(患者らに対する適切な賠償)!なくせ(将来のじん肺被害防止)!』をスローガンに取り組んできて、2025年は第36回目でした。以前は、石炭じん肺やトンネルじん肺が中心でしたが、近年のじん肺キャラバンでは、アスベスト被害に関する要請の割合が高まっており、特に北海道ではアスベスト被害の防止等の取組みに関する事項が中心となっています。国際的に見ると、日本のアスベスト対策には不十分な点も多く、さらなる改善が必要であり、私たちもそのために取り組んでいく必要があります。

 今年は、2025年10月2日にじん肺キャラバンの北海道出陣式を行ったのを皮切りに、北海道を含む9自治体(うち4自治体は書面での要請)、北海道労働局、10労基署に要請を行いました。10月23日には、全国のキャラバン隊が東京に集結し、各地の行動について報告するとともに、じん肺被害の根絶に向けての意気込みを新たにしました。また、各地の要請行動の総まとめとして、東京の省庁に対する要請行動を行いました。

行政は、私たちの要請事項についてすぐに対応することはまれですが、問題の存在を認識させ、問題が継続していることを示すことにより、制度や運用の改善につながります。実際に要請を続けてきた中で、建設アスベスト給付金制度の創設など、国の制度が進んだ面もあります。アスベスト被害はいまだに継続している問題であり、すべてのアスベスト被害が根絶する日まで、今後も継続的な取組みを続けてまいります!

この記事を書いた人

私たちは、アスベスト被害者を救済し、アスベスト被害を根絶するために、「北海道アスベスト被害者支援弁護団」を設立し、建設アスベスト訴訟の提起など、被害者の救済に取り組んでいます。現在、北海道内の多数の弁護士が当弁護団に参加しています。

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